森のおうち美術館での個展

ポポタムでの個展のあと、「くろいの」の原画展が2つ続きました。
実はその前から、BIB2019の日本国内の巡回展が回っていて、「くろいの」原画9点が展示されていたのですが、それとも並行して「絵本美術館&コテージ 森のおうち」での個展が2021年10月8日〜2022年1月25日まで開催されました。「くろいの」「おばけがこわい ことこちゃん」「トマトさん」の原画を展示しました。

「森のおうち」では以前にも一度「トマトさん」を展示したことがありますが、そのときのご縁で個展のお話をいただきました!
美術館の立ち上げ人 酒井さんの理想の詰まった、とても素敵な美術館でした。アットホームで、広々とした空間で原画と向き合うことができ、とても良い展示で感激でした。会期終盤には家族でコテージに滞在することもできました!冬の長野、大きなツララや雪に小学生の娘も大喜び。食事やデザートもとても美味しかったです。サイン会には私の知人の他にも「森のおうち」の常連さんや地元の図書館の方が来てくれ、充実した時間を持つことができました。

えほんやさんで原画展スタート

「くろいの」原画展
10/16~11/16 , 2020 

営業時間:10:00~17:30(木曜15:30close)
定休日:毎週火曜日
えほんやさん

在店予定:11月11日(水)10:30~12:00, 13:00~15:00


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三島に絵本の専門店ができる!と知ったのは2018年でした。ちょうど、「くろいの」の原画を入稿してホッとした頃。オープンは、2018年の10月6日とありますから、私は東京での原画展準備でバタバタしていた頃です。
 えほんやさんは、三島を絵本の街にする!という壮大な理想を掲げてのオープンでした。今も着々と、その歩みを進めていて本当にすごいお店なのです。
 1年経つ前にお店には伺えていましたが、えほんやさんを立ち上げた江頭路子さんと、初めてお会いしたのは今年の2月でした。業界内だと、近くて遠いということがよく起こるんですけど、最初のうちはそんな感じで、フェイスブックでの交流が主でした。えがしらさんはSNSでもざっくばらんに書かれる方なので、一緒にオーバーヒートして、後で反省してみたり(笑)しながら少しずつ交流が進みました。三島は近いので、原画展を開いたら毎週(平日に)通いたいな〜と思っていたのですが、コロナのこともあり、それほどいり浸ることは出来そうにありません。残念。だけど、想いを飛ばしていようと思います。


 会場では、「くろいの」サイン本、ポストカード、2018年の個展の時に製作した小作品2点、あと「飛ぶ魚」で好評だった古い小さな「くろいの」の版画も販売して頂きます。

 それから、絵本「くろいの」本文の版画も販売させていただくことになりました!
展示している絵は、スペースの関係上一部なのですが、販売は全てのページ(表紙含む)が可能です。ただし展示されている絵本原画そのものは販売できません。(お渡しは別の刷りとなります)ご了承ください。お店に価格表を置いてもらっていますので、希望される方はお声をかけてくださいね。値段は高め設定で申し訳ないのですが、片ページの絵は3万円プラス消費税、見開きの大きい絵は5万円〜6万円ほど(シートのみの価格)です。版画の乾燥や額装などに時間がかかりますので、お渡しまで2ヶ月ほど見ていただけると助かります。

2018年ごろに買ってくれた友人が、図書館で絵本と一緒に展示したいという連絡をくれました。銅版画で製作されている原画の良さも、読者のみなさんと共有できたら嬉しいなと思っています。